ココ・アヴァン・シャネル [シネマの時間]
未だ私には縁のないシャネル。最近TVでも話題になってて気になってたシャネルの映画、観てきました!
決して恵まれた環境で育ってないシャネル。ココという愛称も若い頃、夜のお店で働いていた頃のもの。今やトップブランドの「シャネル」を生み出したひととは思えない半生。TVの特集でその辺りは予習済みだったんだけど、シャネルがあのスタイルを生み出した時代ってこんな時代なんだってこと、よく分かる作品でした。
強がって生きる姿。絶対成功したい!という情熱というより、執念のようなものを感じる生き方。感じたまま表現できる強さ。そして機能的で合理的なデザイン。女らしさってフリルでもデコレーションでもない。シンプルなのに女性的なデザインはシャネルの強さの現れなのかもしれない。
映画ではファッションショーを開催するシーンで終わるけど、その後シャネルは第二次世界大戦中、フランス人なのに敵国ドイツ人将校と付き合っていた(?)り、一線から離れていたのに戦後ファッション業界に返り咲いたり・・・、とシャネルの底力みたいな部分が描かれていないのはちょっと残念かな。
働き者で、強くてたくましくて男らしい女性。でも仕事や何かに夢中になってないと寂しかったんじゃないかな。日曜日の嫌いなシャネル。「だって誰も働かないんだもん」っていうのもきっと寂しかったから。そんなふうに私いは思えてなりません。
公式サイトはこちら → ココ・アヴァン・シャネル
コメント 0