おくりびと [シネマの時間]
おくりびと TVでやってましたね。
先日DVDでみて、ひとり大泣きしてしまいました。
人生最後のセレモニーなのに、最期まで戦ってクタクタのままの姿を他の誰かに見られるなんて、考えたこともなかったのね。もし自分でプロデュースできるなら、もちろんお風呂にも入りたいし、髪もセットしたいし、メイクだってちゃんとしたい。せっかく自分の愛おしかったひとたちと最期のお別れなのに、せめて余所行きの顔していたいっていうのが女ごころ。男のひとだってそうだよね?
最期にもう一度「いつもの私に会いたい」という気持ちは「おくるひと」も「おくられるひと」も一緒なのかも。
そんなことを思ってみたりして、「奥様の口紅を・・・」というシーンで大泣きしてしまうのです。
あと石文って、不器用なラブレターっぽい。もし字を持たない文化だったら。そこに花なんて咲いてなかったら。きっときれいな貝殻とか石とか贈って伝えたのかなって思う。字を書く文化に恵まれてる今だけど、手紙なんて書かなくてメールしちゃうんだろな。でもね、中高生の言葉で「指恋」って三十路の私からみても素敵な響き。私も指恋したいって思うもん。不器用な私向き ^^;
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