男前なオンナ-自虐の詩 [シネマの時間]
漫画の映画化ってあまり期待しないんだけど、
これはどうなっちゃうんだろ?って気になってた作品。
世代的には私なんかはきっとツボではないと思うんだけど
漫画のシュール?な展開がどんなふうに映画になったのか見たかったんです。
人間って弱い生き物。
人に流されるし、世の中の多数派に居たがる。
惨めな思いをしたくない、仲間はずれにされたくない。
たぶん心のどこかにそんな気持ちがあると思うんです。
弱い自分から生まれ変わりたくて、人並みに幸せになりたくて
頑張るのに現実はカラまわり。
愛されることだけを求めてたのに、満たされなくて自暴自棄になる。
堕ちるとこまで堕ちた自分に差し伸べられた手は眩しすぎて
もう離せないって思った。
その手を握るのが似たもの同士であっても。
・・・掻い摘んで言うとそういう話なんですが。
幸江の気持ちがわかってしまう私も少し病んでるのかもしれないけど、
イサオには惹かれませんが、熊本さんにはすっごく惹かれるの。
本当に支えてくれてるのはね
光が当っててキレイで勉強ができて人気者のひとではなくって
こういう人なのかなって思う。
熊本さんみたいなカッコいいオンナになりたいって思う!
映画はね、わりとさっぱりできてて、
ドタバタしたテンポのよい作品になってました。
おすすめはね、やっぱり原作のほう。
タグ:自虐の詩
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