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独映画「ヒトラーの贋札」 [シネマの時間]

最近、映画もドラマも
今まで語られなかった歴史を題材にしたものって多いですよね?
戦争の血生臭い部分よりも、その場で生きた姿を描いた作品が多くなりました。

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これも実話。

第2次世界大戦末期 ナチスドイツは
ユダヤ人に贋札を作らせることを思いついた。
イギリス経済を混乱させるのが目的である。
それがベルンハルト作戦。

強制収容所から集められたユダヤ人技術者は
ふかふかのベッドや暖かい食事を得る代わりに
憎むナチスに協力し、ポンド札の精巧な贋札を完成させた。

外から聞こえるのは、ユダヤ人の日常。
銃声、罵声・・・。
いつかは自分も殺されるだろう。
でも、今日は生きていたい。

そんな思いを胸に過ごす毎日。
ナチスドイツはドル札の贋札を作ることを命じる。

ドル札も完成してしまったら、
そしてナチスドイツが勝ってしまったら・・・
自分らは、ユダヤ人たちはどうなるのか?

成功させないという努力。
誰も見捨てないやさしさ。

見て欲しいところはいっぱいあるけど、
個人的には妙にプロの仕事に感心してしまったんです。
悪事にしても何にしても一流の仕事ってすごいなって思ってしまった。

お金の価値を一番知ってるのは
贋札を作って捕まって、そしてその技術を買われて贋札を作らされ生かされたひと。
ラストシーンで「お金なんていつでも造れるさ」っていって海辺で踊るシーンもよかった。


この作品をドイツが制作したことはすごいことだよね?
真実が自国から語れるようになるまでこれだけ時間がかかっても、すごいことだよね?





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